RELOAD vol.003
対テロ特殊部隊としてSEALsから独立を果たしたDEVGRU(Development Group)。現在U.S.SOCOM(アメリカ特殊作戦軍)隷下のJSOC(Joint Special Operations Command:統合特殊作戦軍)管轄となり、その過酷な任務と秘匿性の高さからも、特殊部隊SEALの中でもエリート中のエリート隊員の集まりといえるでしょう。その為、マニアのみならずとも、各隊員が所有する銃器や装備に注目が集まるのは必然と言えます。
今回はそんな注目の高いDEVGRUにスポットを当て、入手のし易いものや、代用が出来そうなアイテムを中心にしたスタイリングテキスト調にまとめ、「DEVGRUそのもの」ではなく、比較的お手軽にDEVGRU風のスタイルアップの参考になればと考えています。
前面からと背面からの2枚の全身写真。装備としては、MICH2001にBHI製のHPFU、LBT6094といった組み合わせ。また、携行するメインの銃器は、ここ最近メディアでの露出も高いHK416となっています。
では各部の細部に渡ってご覧頂きましょう。
MICH2001のヘルメットには、Wilcox's L2 G05 Three Hole NVG Mounting Systemが取り付けられています。
⇒[PDF] Wilcox's L2 G05 Three Hole NVG Mounting System
ヘルメット自体は周囲に溶け込ます目的だけでなく、コスプレとしての”使い込んだ感”を醸す為に、全体をTAN系統の複数のカラーによりスプレー塗装がされており、よりホンモノっぽい雰囲気を演出するのに一役買っています。
ヘルメットの各部にはVelcro Industries B.V.のメステープが貼付されおり、ヘルメットのサイドには血液型を表す「O POS」と、LBT(London Bridge Trading Company)の「GK11」のパッチが貼られています。前頭部の左右に配置するベルクロ メスは、Petzlのヘッドランプや、ヘッドランプよりも更に小型な形状となっているCrye Precison製 VisorLites™の取り付けを想定しています。また、後頭部には、夜間での任務を想定したMS-2000 Strobe Lightが備え付けられている他、チンストラップ(顎紐)はOps-CoreのACH Head-Loc™ Retention System X-Napeとなっています。
⇒Velcro Industries B.V.
⇒London Bridge Trading Company
⇒Petzl
⇒Crye Precison LLC VisorLites™
⇒ACH Head-Loc™ Retention System X-Nape / Ops-Core
参考:DIFFERENCE BETWEEN H-NAPE AND X-NAPE:
ヘルメット繋がりで若干の余談ですが、こちらは最近メディア露出が高いOPS-CORE FAST Bump Helmet。Ops-Coreでは防弾性能を持ったバリスティックモデルと、軽量なカーボンファイバー製のものがラインナップされています。
なお、FASTは(Future Assault Shell Technology)の略称となっています。
米軍TASKフォースなどの混成部隊で一部隊員の着用が確認され、急激に脚光を浴びているこちらのヘルメット。カラーバリエーションも出揃い、様々な部隊下での使用も可能。
今回のようなシチュエーションでも一工夫のアイテムとして取り入れてみると面白いかもしれません。
⇒OPS-CORE FAST Bump Helmet
⇒OPS-CORE FAST Bump Helmet / Military Morons
そして次はアーマー部分にスポットを当ててみましょう。
海外のミリタリーフォーラムなどでも見掛ける機会が多くなりましたLBT 6094をベースにEAGLE社製のM4マグポーチ(ダブル)が取り付けられています。
一部のコスプレメインとした上級ユーザーの間で浸透している装備へのウェザリング。上記写真のモデルが着用のナイロン装備においてもスプレーによるウェザリング処理がなされています。
スプレー塗装の際に使用するカラーはBlackを基調とした数色のカラーを使用し、塗料の粒子が細かい状態で付着するよう、距離をあけて吹き付けます。全体的にBlackの粒子の付着が確認できるようになると、シンナーを染み込ませた雑巾で擦り、付着したBlackの塗料を引き伸ばします。
このような手順を踏むことで、実際の戦場で使い込んだかのような「油汚れ」の状況が再現できます。
最初は勇気がいる作業ですが、簡単に風合いが再現できるので、ご興味のある方は是非一度お試し下さい。
次に、右脇腹付近に取り付けられているのは、BlackHawk!社製のCQCホルスターとなり、セカンダリーとしてSIG社のP226R(東京マルイ製ガスブローバックハンドガン)を携行しています。CQCホルスターは、Blackベースのものを、スプレー塗装とシンナーによるウェザリング処理が施されています。
⇒東京マルイ SIG P226R / Dynamic Store ARGUS
⇒BlackHawk! CQC Holster for SIG P226R / Gun Shop FIRST
胸元付近にはSharpieのマーカーや、IRサイリュウム、Streamlight社製のMicroStream®が差し込まれています。これらの小さなアイテムも全体のボリューム感や”ソレっぽさ”を演出するには欠かせない「マストアイテム」と言えるでしょう。
⇒Sharpieマーカー / Volk Tactical Gear
⇒Streamlight社 MicroStream® / Access Overseas
LBT6094の着脱およびサイズ調整の要領。基本的な要領としてはその他のアーマー類と同様にフロント部分を上方へ取り外し、脇腹付近にあるカマーバンドで調整しています。
アーマーと胴体にアソビがあり過ぎると、必要以上に重みを感じ、疲労感が増すので、緩め過ぎないように調整を図る事が重要。フィット感のある状態とルーズな着用状態とでゲーム中の疲労感を比較すると、調整具合の重要性を肌で感じる事ができる事でしょう。
なお、単独での着用が難しい場合は、一緒にゲーム参加する周囲の人たちに手伝ってもらうようにしましょう。
メジャーブランドBlackHawk!からリリースされたI.T.S. HPFU(High Performance Fighting Uniform)。従来型のBDUやコンバットシャツから後発で市場投入となったこのHPFUには随所に改良が加えられています。外観上における最大の特徴として挙げられるのがポケット内部に配置された止血帯。動脈が流れる四肢に配置するポケット内部へ止血帯を常備する事で、負傷時における止血措置を確実に行えるよう配慮されています。
ベルトはSEALs隊員も愛用とされる、Bianchi(Safariland) B9 Fancy Stitched Beltを装着。このBianchi B9ベルトは、天然の革の銀面(表面)を活かした”Full grain leather”。ナチュラルオイルのTAN仕上げとなっており、使い込むことで体格にフィットしてきます。
⇒Bianchi LEATHER BELTS
⇒BAE systems - Safariland - Bianchi
また、個性を活かしたい方にピッタリなのが、VOLK製のV-9 LEATHER BELTがオススメ。V-9ベルトは、貼り合せ無しの上質サマーオイルレザーにVOLKロゴと狼のシンボルマークが刻印されたオリジナルレザーベルトとなっており、さり気無い箇所にキラリと光るファッション性高いアイテム。
⇒VOLK V-9 LEATHER BELT / Volk Tactical Gear
Bianchi ベルトと接続されたランヤードは、CSM製のSafety Lanyardとなっています。HPFUのベルトループにはBlackHawk!製のカラビナと接続しています。
⇒CSM Safety Lanyard / WARRIORS Blog
ニーパッドはARC’TERYX Knee Caps。軽量でズレ難いという評判から、PJやSEALsの隊員の間でも着用が多数確認され、流行に敏感な日本のユーザーの間でも瞬く間に広まりました。
こちらのニーパッドも他の装備類と同様に軽くウェザリング処理を施し、新品ながらも随分と使い込んだ風合いを演出しています。
続いてはプライマリーとして携行しているHK416について、装着アクセサリー類のご紹介を致します。
VFC製のHK416コンバージョンキットをベースに、内部はトリガー・レスポンスの向上に定評高いSystema社製 Revolution Gear Boxを組み込んでいます。
フロント、リアのサイトは共にHK416純正の形状を残しつつも、オプティクスにEOTechをチョイス。RailにはVFC製のPEQ-15タイプを搭載しています。いずれもTAN/FDE調とし、BKとのツートン調としたアクセントにもなっています。
ライトには短小で武骨なスタイルが特徴的なSUREFIRE M951XM07を選択。Knights社のフォアグリップにテープスイッチを配備し、ラバーバンドで巻き付けています。
そして、SOCOMスタイルのHK416には欠かせない、ハイダーはワンオフ・カスタム(非売品)で製作したB.E. MEYERS製の249Fを再現し、取り付けています。
⇒B.E. Meyers
実銃におけるBE Meyers™ Flash Hiderの効果を比較した写真。向かって左がフラッシュ・ハイダーそのものが取り付けられていない状態となり、右がBE Meyers™ Flash Hiderを取り付けた状態での射撃シーン。
実銃では射撃時のマズル・フラッシュを抑える効果が期待できるフラッシュ・ハイダーですが、エアソフト用途では当然そのような効果は必要としません。単なる外見上でのアクセサリーとして個人の好みでこうしたアイテムをチョイスする事が最も重要と言えるでしょう。
こちらは先程のHK416をベースとしたものとなり、取り付けアクセサリー類において若干仕様が異なります。
Railに取り付けられたライトは、上述でご紹介のSUREFIRE M951XM07よりも小型で軽量となるITI製のM3X Long Gun Model FDEカラーとなっています。
フォアグリップはKnights社のものから、よりグリップ力が強い形状となったCQD製のフォアグリップへと変更。
また、最も大きな特徴としては、装着されているマガジンが通常のものよりも大容量となった40連マガジンとなっています。
通常、SEALsでは40連マガジンの装着がデフォルトと言われている事を受けての再現となり、こうした箇所で自分好みのコダワリを主張してみると趣味としての奥深さが楽しめる事でしょう。
東京マルイから発売された”次世代”電動ガンのSOPMOD M4。”次世代”の位置付けに恥じぬ、電動ガンながらも射撃時における強いリコイル・ショックのギミックが追加され大ヒット商品となった事は記憶に新しいところ。このギミックの追加によって各地のサバイバルゲーム・フィールドでは、白熱したゲーム展開が繰り広げられています。
そんな大人気の次世代電動ガンのカスタム・レシピについては、既にここミリブロでも多くのユーザーが思い思いのカスタムを行い、趣味の世界に興じている様子がレポートされているので、是非参考にしてみて下さい。
今回ご紹介の上記写真においては「特殊部隊での使用」をイメージし、ミリタリーユースでのカスタム例として組み上げてみたものとなっており、銃全体をTAN系統のカラーで吹き上げ、使い込んだ風合いを再現しています。
搭載されたオプティクスはELCAN Specter DR BK。(Specter=幽霊、妖怪、DR=Dual Role:2つの役割の意味)
Aimpoint、Trijicon、EOTechといった光学機器の搭載は既に多くの写真が出回る中、US SOCOMでの採用後、ここ最近急激に特殊部隊を中心に普及が進むELCAN Specter DR。本体左側にあるレバーを切り替える事で1倍から4倍へと倍率の切り替えを行うことができます。
「特殊部隊=TAN/FDE系統」のカラーをイメージしますが、民間仕様とされるBKのタイプを使用する隊員の姿も確認され、今後益々注目を集めるオプティクスと言えるでしょう。
最後に好みに応じてオプティクスやストック、レシーバーなど各パーツ、アクセサリー類にナンバリングを書き記すと、より雰囲気を引き立たせる事ができます。
U.S. Army photo by Spc. Gino Palu
アフガニスタン南部のZabul州で反対武装勢力の壊滅作戦を展開する米軍兵。写真は今年2009年10月のものとなり、最新米軍装備の特徴がよく表れた1枚と言えます。
こちらの隊員が携行するM4 CarbineにはDaniel Defense Mk18 RISⅡが、そして搭載されているオプティクスには件のELCAN Specter DR( w/Doc) が確認できます。
パンチの効いたワンポイント・アイテムとしてオススメなのがこちらGARMIN foretrex 101 GPS(Global Positioning System)。付属のバンドで固定するだけでなく、写真のようにLBTから発売されている専用ポーチ LBT-2626A GPS Wrist Pouch CBを用いると雰囲気がアップします。
なお、写真にあるLBT-2626A もBKのスプレーで塗装し、油汚れを演出しています。
FN SCAR-L を持つSEALs隊員をイメージした写真。トイガンの業界にとどまらず、ミリタリーFPSなどでも一斉風靡をした感のあるSCAR。
こちらの写真では台湾WE社から発売中のガスブローバックモデルのものを使用しています。
ガスを用いたパワーソースの場合は気温に左右される為、冬場での使用には制限がなされてしまいます。しかしながら、電動ブローバックでは再現できない迫力あるリコイルは他に代え難い楽しみである事は間違い無いと言え、電動全盛の中でも根強い人気があります。
また近日には、完成度や質感に定評のある同じく台湾製のメーカー、VFCからもSCARのガスブローバックモデルがリリースされるとの情報もあり、冬真っ盛りの今から既に春先が待ち遠しいファンも多い事でしょう。
以上、今回は特殊部隊SEALsを題材にし、「ソレっぽい雰囲気を再現する」をコンセプトにお届け致しました。何かと注目の高いHK416や、大ヒット商品となった東京マルイSOPMOD M4、トイガンだけに留まらない人気のSCARにも話題を触れ、これからのトイガンライフにお役立て頂ければ幸甚に存じます。
さて、次回のRELOADは「AK特集第1弾!」をお届け予定です。お楽しみにお待ち下さい。
今回はそんな注目の高いDEVGRUにスポットを当て、入手のし易いものや、代用が出来そうなアイテムを中心にしたスタイリングテキスト調にまとめ、「DEVGRUそのもの」ではなく、比較的お手軽にDEVGRU風のスタイルアップの参考になればと考えています。
前面からと背面からの2枚の全身写真。装備としては、MICH2001にBHI製のHPFU、LBT6094といった組み合わせ。また、携行するメインの銃器は、ここ最近メディアでの露出も高いHK416となっています。
では各部の細部に渡ってご覧頂きましょう。
MICH2001のヘルメットには、Wilcox's L2 G05 Three Hole NVG Mounting Systemが取り付けられています。
⇒[PDF] Wilcox's L2 G05 Three Hole NVG Mounting System
ヘルメット自体は周囲に溶け込ます目的だけでなく、コスプレとしての”使い込んだ感”を醸す為に、全体をTAN系統の複数のカラーによりスプレー塗装がされており、よりホンモノっぽい雰囲気を演出するのに一役買っています。
ヘルメットの各部にはVelcro Industries B.V.のメステープが貼付されおり、ヘルメットのサイドには血液型を表す「O POS」と、LBT(London Bridge Trading Company)の「GK11」のパッチが貼られています。前頭部の左右に配置するベルクロ メスは、Petzlのヘッドランプや、ヘッドランプよりも更に小型な形状となっているCrye Precison製 VisorLites™の取り付けを想定しています。また、後頭部には、夜間での任務を想定したMS-2000 Strobe Lightが備え付けられている他、チンストラップ(顎紐)はOps-CoreのACH Head-Loc™ Retention System X-Napeとなっています。
⇒Velcro Industries B.V.
⇒London Bridge Trading Company
⇒Petzl
⇒Crye Precison LLC VisorLites™
⇒ACH Head-Loc™ Retention System X-Nape / Ops-Core
参考:DIFFERENCE BETWEEN H-NAPE AND X-NAPE:
ヘルメット繋がりで若干の余談ですが、こちらは最近メディア露出が高いOPS-CORE FAST Bump Helmet。Ops-Coreでは防弾性能を持ったバリスティックモデルと、軽量なカーボンファイバー製のものがラインナップされています。
なお、FASTは(Future Assault Shell Technology)の略称となっています。
米軍TASKフォースなどの混成部隊で一部隊員の着用が確認され、急激に脚光を浴びているこちらのヘルメット。カラーバリエーションも出揃い、様々な部隊下での使用も可能。
今回のようなシチュエーションでも一工夫のアイテムとして取り入れてみると面白いかもしれません。
⇒OPS-CORE FAST Bump Helmet
⇒OPS-CORE FAST Bump Helmet / Military Morons
そして次はアーマー部分にスポットを当ててみましょう。
海外のミリタリーフォーラムなどでも見掛ける機会が多くなりましたLBT 6094をベースにEAGLE社製のM4マグポーチ(ダブル)が取り付けられています。
一部のコスプレメインとした上級ユーザーの間で浸透している装備へのウェザリング。上記写真のモデルが着用のナイロン装備においてもスプレーによるウェザリング処理がなされています。
スプレー塗装の際に使用するカラーはBlackを基調とした数色のカラーを使用し、塗料の粒子が細かい状態で付着するよう、距離をあけて吹き付けます。全体的にBlackの粒子の付着が確認できるようになると、シンナーを染み込ませた雑巾で擦り、付着したBlackの塗料を引き伸ばします。
このような手順を踏むことで、実際の戦場で使い込んだかのような「油汚れ」の状況が再現できます。
最初は勇気がいる作業ですが、簡単に風合いが再現できるので、ご興味のある方は是非一度お試し下さい。
次に、右脇腹付近に取り付けられているのは、BlackHawk!社製のCQCホルスターとなり、セカンダリーとしてSIG社のP226R(東京マルイ製ガスブローバックハンドガン)を携行しています。CQCホルスターは、Blackベースのものを、スプレー塗装とシンナーによるウェザリング処理が施されています。
⇒東京マルイ SIG P226R / Dynamic Store ARGUS
⇒BlackHawk! CQC Holster for SIG P226R / Gun Shop FIRST
胸元付近にはSharpieのマーカーや、IRサイリュウム、Streamlight社製のMicroStream®が差し込まれています。これらの小さなアイテムも全体のボリューム感や”ソレっぽさ”を演出するには欠かせない「マストアイテム」と言えるでしょう。
⇒Sharpieマーカー / Volk Tactical Gear
⇒Streamlight社 MicroStream® / Access Overseas
LBT6094の着脱およびサイズ調整の要領。基本的な要領としてはその他のアーマー類と同様にフロント部分を上方へ取り外し、脇腹付近にあるカマーバンドで調整しています。
アーマーと胴体にアソビがあり過ぎると、必要以上に重みを感じ、疲労感が増すので、緩め過ぎないように調整を図る事が重要。フィット感のある状態とルーズな着用状態とでゲーム中の疲労感を比較すると、調整具合の重要性を肌で感じる事ができる事でしょう。
なお、単独での着用が難しい場合は、一緒にゲーム参加する周囲の人たちに手伝ってもらうようにしましょう。
PLATE CARRIER
⇒左:LBT 6094 / London Bridge Trading - 東京キャロル
⇒右:LBT 6094タイプベスト / エチゴヤ新宿店
上述のモデルにおいて着用されているPlate Carrierは実物London Bridge TradingのLBT 6094。主に特殊部隊系の隊員で愛用され、コンパクトながらも拡張性が高く、前後のみならず左右にも防弾プレートを装用する事が可能です。
特殊部隊着用としてもメディア露出が高いこちらのプレキャリは、ミリタリーホビー用途でのモデルアップが各社から行われており、それらの入手は比較的低価格で行う事ができます。
メジャーブランドBlackHawk!からリリースされたI.T.S. HPFU(High Performance Fighting Uniform)。従来型のBDUやコンバットシャツから後発で市場投入となったこのHPFUには随所に改良が加えられています。外観上における最大の特徴として挙げられるのがポケット内部に配置された止血帯。動脈が流れる四肢に配置するポケット内部へ止血帯を常備する事で、負傷時における止血措置を確実に行えるよう配慮されています。
ベルトはSEALs隊員も愛用とされる、Bianchi(Safariland) B9 Fancy Stitched Beltを装着。このBianchi B9ベルトは、天然の革の銀面(表面)を活かした”Full grain leather”。ナチュラルオイルのTAN仕上げとなっており、使い込むことで体格にフィットしてきます。
⇒Bianchi LEATHER BELTS
⇒BAE systems - Safariland - Bianchi
また、個性を活かしたい方にピッタリなのが、VOLK製のV-9 LEATHER BELTがオススメ。V-9ベルトは、貼り合せ無しの上質サマーオイルレザーにVOLKロゴと狼のシンボルマークが刻印されたオリジナルレザーベルトとなっており、さり気無い箇所にキラリと光るファッション性高いアイテム。
⇒VOLK V-9 LEATHER BELT / Volk Tactical Gear
BlackHawk! I.T.S. HPFU
⇒左:BHI ITS HPFU Performance Jacket
⇒中:BHI ITS HPFU Performance Shirt
⇒右:BHI ITS HPFU Pants
お問い合わせ:東京キャロル
雰囲気を楽しむだけの代用品としては、Rothco製のピクセル・デザートBDUや、ミリタリーホビー用途としてリリースされているBDUなどで楽しむことも良いかもしれません。
VOLK V-9 LEATHER BELT
貼り合せ無しの上質サマーオイルレザーにVOLKロゴと狼のシンボルマークが刻印されたオリジナルレザーベルト。サマーオイルレザーは1枚革で厚みがあり、更に革全体に浸み込んだオイルにより程好い柔軟さを実現した希少で上質な牛革を採用しています。バックルは海外取り寄せのビアンキタイプで真鍮製のスナップボタンにより取り外しが可能です。ベルト全体に施したステッチラインがSEAL採用のあのベルト風でアクセントになっています。
⇒VOLK V-9 LEATHER BELT
Bianchi ベルトと接続されたランヤードは、CSM製のSafety Lanyardとなっています。HPFUのベルトループにはBlackHawk!製のカラビナと接続しています。
⇒CSM Safety Lanyard / WARRIORS Blog
ニーパッドはARC’TERYX Knee Caps。軽量でズレ難いという評判から、PJやSEALsの隊員の間でも着用が多数確認され、流行に敏感な日本のユーザーの間でも瞬く間に広まりました。
こちらのニーパッドも他の装備類と同様に軽くウェザリング処理を施し、新品ながらも随分と使い込んだ風合いを演出しています。
NONBRAND 軽量膝当て
小型軽量のニーパッド。
ウェットスーツなどに使われるウレタンを利用した簡易膝当て。簡易型ではありますが機能は充分でその軽さと相まって非常に使いやすくなっています。
機動性を重視するアタッカーにオススメのニーパッド。
ニーパッド全体の形状が膝の形に合わせ湾曲したデザインとなった要最小限の形状となっています。
また、裏面はカップ状になっており、膝にピッタリとしたフィット感を得ることができます。素材も固すぎず柔らかすぎずの絶妙な加減となっています。
⇒NONBRAND 軽量膝当て / ARGUS
続いてはプライマリーとして携行しているHK416について、装着アクセサリー類のご紹介を致します。
VFC製のHK416コンバージョンキットをベースに、内部はトリガー・レスポンスの向上に定評高いSystema社製 Revolution Gear Boxを組み込んでいます。
フロント、リアのサイトは共にHK416純正の形状を残しつつも、オプティクスにEOTechをチョイス。RailにはVFC製のPEQ-15タイプを搭載しています。いずれもTAN/FDE調とし、BKとのツートン調としたアクセントにもなっています。
ライトには短小で武骨なスタイルが特徴的なSUREFIRE M951XM07を選択。Knights社のフォアグリップにテープスイッチを配備し、ラバーバンドで巻き付けています。
そして、SOCOMスタイルのHK416には欠かせない、ハイダーはワンオフ・カスタム(非売品)で製作したB.E. MEYERS製の249Fを再現し、取り付けています。
⇒B.E. Meyers
VFC HK416 D145RS
H&K社が作るM4、HK416。単なるクローンモデルでは無く作動方式を変更するなど独自の改良も多数加えられさらに高性能なカービンライフルとなっています。
米特殊部隊では既に一部に納入実績もあり、次期主力ライフルかその中継ぎのモデルとして高い注目を浴びています。
D145RSはM4ノーマルの同様のバレル長のスタンダードモデル。
⇒VFC HK416 D145RS
実銃におけるBE Meyers™ Flash Hiderの効果を比較した写真。向かって左がフラッシュ・ハイダーそのものが取り付けられていない状態となり、右がBE Meyers™ Flash Hiderを取り付けた状態での射撃シーン。
実銃では射撃時のマズル・フラッシュを抑える効果が期待できるフラッシュ・ハイダーですが、エアソフト用途では当然そのような効果は必要としません。単なる外見上でのアクセサリーとして個人の好みでこうしたアイテムをチョイスする事が最も重要と言えるでしょう。
こちらは先程のHK416をベースとしたものとなり、取り付けアクセサリー類において若干仕様が異なります。
Railに取り付けられたライトは、上述でご紹介のSUREFIRE M951XM07よりも小型で軽量となるITI製のM3X Long Gun Model FDEカラーとなっています。
フォアグリップはKnights社のものから、よりグリップ力が強い形状となったCQD製のフォアグリップへと変更。
また、最も大きな特徴としては、装着されているマガジンが通常のものよりも大容量となった40連マガジンとなっています。
通常、SEALsでは40連マガジンの装着がデフォルトと言われている事を受けての再現となり、こうした箇所で自分好みのコダワリを主張してみると趣味としての奥深さが楽しめる事でしょう。
東京マルイから発売された”次世代”電動ガンのSOPMOD M4。”次世代”の位置付けに恥じぬ、電動ガンながらも射撃時における強いリコイル・ショックのギミックが追加され大ヒット商品となった事は記憶に新しいところ。このギミックの追加によって各地のサバイバルゲーム・フィールドでは、白熱したゲーム展開が繰り広げられています。
そんな大人気の次世代電動ガンのカスタム・レシピについては、既にここミリブロでも多くのユーザーが思い思いのカスタムを行い、趣味の世界に興じている様子がレポートされているので、是非参考にしてみて下さい。
東京マルイSOPMOD M4
待望の次世代電動ガンにM4シリーズが登場。レイルハンドガードを標準装備しストックはクレーンタイプと言うイキナリの決定版です。バッテリーをストック収納式としているにもかかわらずストックのスライドもOK。 ブローバックはリコイルエンジンをストックパイプ内に配置しさらにダイレクト感を増しています。 また新たな機能としてボルトストップ機構を追加。ノーマルマガジン使用時、残弾がゼロになるとボルトがストップします。
⇒東京マルイ次世代電動ガンSOPMOD M4
今回ご紹介の上記写真においては「特殊部隊での使用」をイメージし、ミリタリーユースでのカスタム例として組み上げてみたものとなっており、銃全体をTAN系統のカラーで吹き上げ、使い込んだ風合いを再現しています。
搭載されたオプティクスはELCAN Specter DR BK。(Specter=幽霊、妖怪、DR=Dual Role:2つの役割の意味)
Aimpoint、Trijicon、EOTechといった光学機器の搭載は既に多くの写真が出回る中、US SOCOMでの採用後、ここ最近急激に特殊部隊を中心に普及が進むELCAN Specter DR。本体左側にあるレバーを切り替える事で1倍から4倍へと倍率の切り替えを行うことができます。
「特殊部隊=TAN/FDE系統」のカラーをイメージしますが、民間仕様とされるBKのタイプを使用する隊員の姿も確認され、今後益々注目を集めるオプティクスと言えるでしょう。
最後に好みに応じてオプティクスやストック、レシーバーなど各パーツ、アクセサリー類にナンバリングを書き記すと、より雰囲気を引き立たせる事ができます。
U.S. Army photo by Spc. Gino Palu
アフガニスタン南部のZabul州で反対武装勢力の壊滅作戦を展開する米軍兵。写真は今年2009年10月のものとなり、最新米軍装備の特徴がよく表れた1枚と言えます。
こちらの隊員が携行するM4 CarbineにはDaniel Defense Mk18 RISⅡが、そして搭載されているオプティクスには件のELCAN Specter DR( w/Doc) が確認できます。
パンチの効いたワンポイント・アイテムとしてオススメなのがこちらGARMIN foretrex 101 GPS(Global Positioning System)。付属のバンドで固定するだけでなく、写真のようにLBTから発売されている専用ポーチ LBT-2626A GPS Wrist Pouch CBを用いると雰囲気がアップします。
なお、写真にあるLBT-2626A もBKのスプレーで塗装し、油汚れを演出しています。
LBT-2626A GPS WRIST POUCH
LONDON BRIDGE TRADING COMPANY 2009年 生産のGPSポーチが入荷しました。
GARMIN NFORTREX 101専用ポーチです。日焼け・ショック等の外的要因からGPSを守ります。
GPSを挿入したままで操作が出来ます。
伸縮素材のアームバンドで腕にもSOPMOD/M4等のバットストックにも取り付ける事が可能です。
材質:100デニア コデュラナイロン+
色:OD,COYOTE TAN,BLACK
(1 7/8"L x 3/4"W x 4 1/2"H)
⇒LBT-2626A GPS WRIST POUCH
FN SCAR-L を持つSEALs隊員をイメージした写真。トイガンの業界にとどまらず、ミリタリーFPSなどでも一斉風靡をした感のあるSCAR。
こちらの写真では台湾WE社から発売中のガスブローバックモデルのものを使用しています。
FN SCAR / TAN
FALやMINIMIで有名なベルギーのファブリックナショナル(FN)社が主に特殊部隊向けに開発した次世代突撃銃、SCAR。
マウントレール(上面及びハンドガード部下部)・可変式チークパッド・伸縮可能。左右どちらからでも操作出来るアンビセレクター&マガジンキャッチも装備。
⇒FN SCAR / TAN
ガスを用いたパワーソースの場合は気温に左右される為、冬場での使用には制限がなされてしまいます。しかしながら、電動ブローバックでは再現できない迫力あるリコイルは他に代え難い楽しみである事は間違い無いと言え、電動全盛の中でも根強い人気があります。
また近日には、完成度や質感に定評のある同じく台湾製のメーカー、VFCからもSCARのガスブローバックモデルがリリースされるとの情報もあり、冬真っ盛りの今から既に春先が待ち遠しいファンも多い事でしょう。
以上、今回は特殊部隊SEALsを題材にし、「ソレっぽい雰囲気を再現する」をコンセプトにお届け致しました。何かと注目の高いHK416や、大ヒット商品となった東京マルイSOPMOD M4、トイガンだけに留まらない人気のSCARにも話題を触れ、これからのトイガンライフにお役立て頂ければ幸甚に存じます。
さて、次回のRELOADは「AK特集第1弾!」をお届け予定です。お楽しみにお待ち下さい。